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写真展にいく

今日(あ、もう昨日だ)は富士フォトサロンに立木義浩さんの写真展『里山の肖像』を観にいきました。先月参加したPhotodays女性のための写真教室のスタッフ、kojunさんが教えてくださったのです。
立木さんの写真は本でしかみたことがなかったので、期待大、です。連絡くださったときkojunさんより「写真大きいよー」とのことだったのですが、聞いてても「わ、ほんとだ、大きいわ」って(苦笑 一枚目がいきなり大きいですもんね。
普段カラー写真だと見慣れていて、大きくても別に驚きはしませんが、モノクロでオリジナルプリントがあのサイズだとさすがに「おおー」ってきますね。もちろん大きさだけに驚いたわけではないのですが。
テーマが素朴なものだけになにも奇をてらったものはなく、穏やかな山間で暮らす人々や風景を正面から温かい目線で描写されていて、全体的に画面がとてもやわらかく、みていて気持ちのよいものでした。645の画面も写真というよりなんとなく絵画なんかに近くて新鮮でした。『モノクロ写真×お年寄り=人生の重み(笑顔は不可)』みたいなお堅いイメージをつい持ってしまいがちなこともありますが、お年寄りはみんな身内が撮ったように自然な笑顔で、また逆に慣れないことで表情が少し堅い子ども達もありのままという感じでよかったです。

ところで今さらながら感じたことがあります。それはオリジナルプリントと、印刷の違い。写真展最初の一枚はこちらをむいて少し警戒している猫の写真なのですが(これがかなり大きい)、猫好きのわたしにはかなり「ツボ」で気にいった一枚でした。写真展のDMにも同じ写真が印刷されていたのでもらって帰ったのですが、同じ写真なのに印象がぜんぜん違うのです。オリジナルのほうは画面全体から受ける印象がやわらかくて、警戒する猫といいながらもきつい感じはなかったのですが、印刷のほうはまさに「警戒する猫」といった感じ。毛並みも、触ってもごわごわしてそうなのですね。
プリントと印刷ではこうも違うのねって、改めて感じると共に、やはり写真展に足を運んで、ちゃんとオリジナルを見なきゃって心に誓った次第です。
そして、色はなくてもモノクロはほんとうに「豊か」だなって思いました。勉強になりました。
by luna_lunair | 2005-04-17 02:00 | 写真


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