2005年 04月 15日 ( 1 )

とっておきの場所

うちから職場の病院までは約5キロあります。公共交通機関では便利が悪いので、普段は車で通勤しているのですが、今日は訳あって歩いて帰ってきました。
ライカはバッグに入っているし、職場を出てすぐ近くにとても大きな橋があり、そこからの眺めがいつもとてもきれいなので、写真撮りつつウォーキングだと思って。
その橋は河口(下はもう海です)にかかっているので距離も長いし、高さも相当なものです。一番登りきったところの歩道には眺めが楽しめるようにせり出しが設けてあります。そこからの眺めを堪能し、下りはじめた時、途中橋の下あたりに降りれる階段があるのを発見!車からはちょうど死角になっていたのでしょう、今までまったく気がつかなかった階段です。降りてみると橋脚の真下あたりに降りれます。下は半円の広い階段状に広場になっており、そのまま海にまで降りることができるのです。
こんなところがあったなんてと驚きながら、コンクリートの橋脚にスプレーで描かれた落書き(とはいえなかなかうまい)や、石段に赤いスプレーで書かれた「みんなはやくでておいでよー」なんていう落書きや、橋の鉄骨が作る複雑な幾何学模様なんかを夢中で撮っていました。
散歩する人がいてくれたらそれはまたよかったのですが、そこはつきあたりなので、誰も来ませんでした。でも振り向くと夕暮れの穏やかな瀬戸内の海…とても豊かな気持ちになれました。「秘密の花園」とまではいきませんが、ひとつとっておきの場所が見つかりました。一人になりたい時あそこでぼーっと夕焼けを眺めるのもいいかもしれません。

なんだかちょっと幸せな気分に浸りながら、もうほとんど散ってしまった桜を眺めつつ家路についたわたしでした。うちのあたりまでくるとすっかり陽は暮れて、見上げると朧に霞んだ下弦の月が群青の空にほわんと浮かんでいたのでした。
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by luna_lunair | 2005-04-15 20:07 | 宝石箱